第13話「決着の瞬間(とき)」
脚本:隅沢克之 絵コンテ:唐澤和也
演出:田中裕太 演出助手:矢野岳
総作画監督:香川久
アクション作画監督:眞部周一郎
作画監督:多嘉良敢 美術:藤井綾香
製作進行:久家七海 美術進行:澤田真央起
仕上進行:井戸博善 CG進行:上野翔
・ライデインが決まったところから
それでも動けるヒュンケルの強さ。それまでは侮りがあったのだな、と、ずっと本気には戦えていないのではないかな・・やっとここで本気感でブラッディスクライド。ここで意識を失うダイ。
・オレがダイを死なせたという後悔。
これは、どういうところで思ったのか、を考えてみる。
なんだろう、考えた作戦が成功したけど、倒せなかったから?それとも、本気で倒そうという気持ちになれなかったダイを、ヒュンケル倒せないと姫もマァムの助けられないといってつれてきたから?ダイがというよりポップがつれてきたという意識だったのかもしれない。ダイは戦いたくはない相手だった。許せないわけじゃない。
二人は戦う必要があったのか?そういうところもあったかもしれない
そこで登場するのがマァムになる
・仲間を弟弟子をというマァム。
牢から脱出したことを驚くヒュンケル。
なんだろうね、この戸惑いの顔は
【マァムの気持ち】
ところで思うんですが、本気で脱出しようとすれば彼女もう少しやりようがあったと思うんですよね。実際ヒュンケルに会うまではなんとか縄を外そうとかしてたので。
やはりどこか、何とかしたいという気持ちがあったから逃げ出そうとしなかったのかも
などと思ったりします)
そんな気持ち+真実を知ったら。もう戦いをやめさせることしか考えないよな。
・真実を知るヒュンケル
ここのエピソードは獄炎で補完され、バルトスの高潔さがより強調されたように思いますが。このエピソードは幼い息子に向けたもの、その分魔王との会話は省略したんだろう。「どうか人間らしく生きてくれ」「恨んではならん」強く正しい戦士にの前にこれが願いですからね
でも、悪の剣をふるうのはやめてという言葉に、後戻りできないと、すでに復讐の戦士となっているからとヒュンケル
憎しみを抱いたまま大人になってしまって、今更かえられない、大人ってそう考えるよね。(あと少年兵を作る際そのように追い詰めるやり方をするんですよね、今更もどれないと、現実でそのような人は誕生しているので、嫌なことですが)
・意識がないダイと冷静さを欠いたヒュン
勝てない、という心のみで無意識に動くダイ、意識があると怒ることができず潜在能力を引き出すことができないが、そのリミットが外れたってことなんだと思う。
翻ってヒュンケルですが、真実を知って動揺している故剣は鈍った、そんなじょうたいだからこその決着だったように思う。傀儡掌も完全じゃなかったんだと思う
そんなこと思いながら3Dの戦いを見ていました。
・決着、マァムの涙、膝枕
勝負がつきあとは剣が振り下ろされるのみ
そんなところで、間に入るマァム「アバンの使徒同志で戦うのはやめて」そう、戦う必要はないんだよ。
そして涙を流し、その涙がヒュンケルに落ちてその胸にかかる、砕けて散らないでずっと乗っている。心が向けられて戸惑うヒュンケルの気持ちのようですね。ひどいことしかしてないのに、な自認だから。
だから口からでる「どうして敵であるオレを」だったんだとおもう
そこで言葉だけじゃなく、出した印が、彼女のやさしさを証明したんだと思う。あの段階から、もうそれは受け入れるね。一貫しているもの、受け入れたから今までたまった涙が一気に出たんだそんな風に思います。
・アニメオリジナルシーン
負けを認めたヒュンケルにマァムはベホイミをかける。かけた瞬間ヒュンケルの手が動いているので、彼もびっくりしたのがわかる
この後の展開を考えるとかけてあったからぎり生き延びたみたいにもとらえられますし、また、ダイやポップを差し置いていの一番に回復させたのがヒュンケルというところが、マァムの好意というものも感じる
(一番重症ということかもしれませんが)もう大丈夫よという言葉が、嬉しかったんだなほっとしたんだなと思うのです。
ちょっと浮いた手がベホイミ中ずっと固まってるのがまたよかった。ヒュンケル慣れてない、なれてないんだこういうのに。
・フレイザード登場
ベホイミ中断、「まだ途中」「十分だ」このオリジナル会話ありがとうございます。戦う2人の関係性が詰まっています。
・マグマに囲まれる
ヒュンケルが支える岩を投げます、
岩を一人で支える、投げる前ここでもマァムは「やめて」という。
彼女は最初からかわってやしなかったんだな、ここから最優先してるんだねというか、皆が助かるのはこれしかないという状況でも
彼を犠牲にできないんだな、とっさのところでは特に。と
そして、目が覚めたよの絵は原作でも大好きな絵だけど。そのニュアンスを表現してくれて感謝
・アニメオリジナル描写と台詞
そして、ヒュンケルが見つめる岩の先にいる3人、叫ぶマァム 崩れそうな中で、ダイに呼びかけられても引こうとしないマァム
2人に両腕をかかえられながら引きずられていくマァム。「でも!まだ!ヒュンケルが!」
もうこれはね、あなたの特別ですね、ありがとうございます。アニオリありがとうございます。
個々での声の違いについてはまた後の話で分かるのだけども。ここでは不死身の復活をまだ見てないときだから、絶望感があるのです。
・さよなら、マァムの衝撃
この声がそのまえのダイ、ポップに行く声より、本当にやさしくて。これは戦士ヒュンケルの声じゃなくて、人間というか、一人の青年の声だという解釈。
取り直ししてまでトライしてくれた梶さんに感謝。
そして、鬼岩城の場面になり、次の敵はフレイザードだという事が明示されヒュンケル編はおわるのでした。